世界情報
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 アテネはもちろん、メテオラで有名なカランパカ、デルフィの神託で有名なデルフィ、オリンピック発祥の地、アクロポリスなど、地方の町でも、ギリシャの街路樹としていたるところで見かけるのがオレンジの木です。冬の木枯らしが吹くなか(真夏のイメージがあるギリシャでも冬はやはり寒いのです!)、オレンジ色の街路樹を見ると、ああ、やっぱりここはギリシャなんだなあ、と感慨深く感じます。しかしこのオレンジ、実はネラジア(ビター・オレンジ)という種類で、一般に食べられるオレンジ「ポストカリ」とは別のものです。どちらかというと、ゆずのような感じといったらいでしょうか。とても生で食べられるようなものではなく、超すっぱく、渋柿のような渋みがあるのです。でも風味は抜群で、マーマレードなどのジャムやお菓子に使ったりします。ピクルスや、日本でいう白菜の塩漬けなどに皮を刻んで入れるととても良い香りがします。ギリシャに長く在住している日本人の女性は、これをバスタブに浮かべてゆず湯のようにするととてもいい、といいます。 あくまでこれは観賞用ということでしょうか。確かに・・・甘くておいしかったら、みんなとられてしまいますよね。聞くところによると、このネラジアの実を取りたがるのは、日本人観光客が多いとのことです。 このネラジアには戦争中の逸話があります。ドイツ軍がギリシャに侵入してきたときに、このネラジアをオレンジと勘違いして喜び勇んで食べるのを、ギリシャの街の人たちはくすくす笑いながら見ていたということです。 さぞかし当時のドイツ兵たちは顔をゆがませたことでしょう。現在では、日本人観光客がきっとホテルで顔をゆがませているのかもしれませんね。
PR 燦燦と太陽が降り注ぐ夏のギリシャも素敵ですが、冬のエーゲ海にはまた違った魅力があります。エーゲ海の海の幸が抜群においしくなるのです。ギリシャでは、アポクリエス(カーニバル)が終わり、カサラ・デフテラ(聖灰月曜日)から復活祭の4月8日までは、お肉断ちの期間となります。動物系の食べ物や、血の出る魚は食卓から姿を消します。でも血の出ないシーフード、つまりタコやイカ、エビはOKで、しかもこの時期、これらの魚介がおいしさを増すことからみんな、こぞって食べます。 味付けはきわめてシンプル! 炭火焼き(スタ・カルブナ)が一番です。それに塩をお好みで振り掛けます。これも素材が良いからこそです。ギリシャ料理を出すレストランを、タベルナといいますが、シーフードレストランを特に、プサロタベルナといいます。 ちなみに、エビはギリシャ語でガリーダ、ロブスターはアスタコス、タコはフタポディ、イカはカラマリです。タコといえば、サロニコス諸島のひとつ、エギナ島が有名です。エギナ島はピスタチオでも有名ですが、メインストリートを行くと、新鮮な魚介を売る市場があります。香ばしい匂いに誘われ路地に足を踏み入れると・・・タコが真っ赤に焼けているのです! そのままレモンをぎゅっとしぼっても最高ですし、オリーブオイルとオレガノをかけたり、マリネもいけますよ! イカはフライにしてレモン汁をたっぷりかけていただきます。 キドーニャというアサリに似た貝は、生でいただくこともあります。キドーニャは、塩水で砂出しをしてにんにくとねぎ、白ワイン、塩コショウ、最後に風味付けにバターを加えるとおいしいスープになります。もともと生でもokの貝ですから、火を入れすぎて硬くならないように要注意です。 シーフードには、ギリシャの地酒、ウゾが合います。 エギナ島へは、アテネから近い港、ピレウス港からクルーズ船で45分ほどです。
「アリとキリギリス」、「北風と太陽」、「田舎のネズミと街のネズミ」・・・といえば、そう、世界中で読まれている寓話、イソップ物語です。「イソップ」はギリシャ語で「アイソポス」といいます。実は、イソップ物語の作者、イソップは、ギリシャ出身です。紀元前6世紀の人というから驚きです。現在のブルガリアとトルコの国境あたりにあたる北ギリシャのトラキア地方出身である、とか、トルコ領近くのサモス島の奴隷だった、などさまざまなエピソードがあります。彼の生涯や物語テキストもいろいろに伝えられています。醜い容姿で小男だった、口が利けなかった、足が曲がって不自由だった、とも言われています。共通するのは、外面的に恵まれなった分、知恵と洞察力、話術の才能に恵まれていた、ということです。これは彼の物語を読むと納得できますよね。知恵ゆえに奴隷の身から解放されたものの、最後は、デルフィの神託(神のお告げ)によって、死刑に処されたといいます。彼の才能をねたんだ、あるいは恐れた人の策略だったのかもしれません。 イソップ物語は、紀元前からいろいろな人びとによって編纂されてきましたが、彼のギリシャ語による原本は失われてしまいました。現在知られるものだけでも300話以上あります。動物が登場するものが多く、短い訓話が添えられています。イソップ物語に、さまざまな伝承が追加されて、含まれているといわれます。 教訓的な内容のため、小学校などで取り上げれらることが多いですが、何より、動物が多く登場することが子どもたちに人気の理由だと思います。
旅の楽しさは、事前にしっかりと下準備をしていくことで2倍にも3倍にも膨らみます。ただし、情報が散乱するなか、正確で、有用な情報を入手することは至難の業です。その点、政府の出先機関なら安心して参考にすることができるでしょう。 以下に、容易に情報を提供してくれる機関をご紹介します。是非、参考にし、有意義で安全な旅を楽しんでください。 ●ギリシャ政府観光局 ●ギリシャ大使館 そのほか、旅行会社で情報を入手するという方法もあります。ギリシャのツアーを扱っている旅行会社に、チケットやパック旅行を手配してもらうときに旅の目的やテーマをはっきりと伝えることが大切。 また、海外旅行保険を扱う保険会社でも情報を入手できます。東京海上が運営する「東京海上 海外旅行総合情報センターT・PORT」では、旅行関連書籍、観光パンフレット、ビデオなどのほか、特に病気と犯罪に関する資料が充実しています。
ギリシャの夏の料理に「ゲミスタ」というものがあります。トマトやピーマンの中身をくりぬき、野菜や米をつめて焼くオーブン料理です。スタッフドピーマン&トマト、と言ったらいでしょうか。ゲミスタとは、詰め物をした料理という意味です。トマト、ピーマンのほか、ポテトやズッキーニ、ナスなど、さまざまな野菜を使って作られます。 熱々を食べるのもおいしいですが、夏料理というだけあって、冷蔵庫で冷やして前菜としていただくのがお勧めです。日本の食材でも十分に楽しめ、簡単にできます。レシピをご紹介しますので、是非挑戦してみてください。いつものトマトやピーマンのちょっぴり違うおいしさを味わうことができます。日本とは違う、お米の使い方も新鮮な印象があることでしょう。 野菜とひき肉の比率により、野菜中心の場合は副菜として、またひき肉中心の場合はメインのお料理としてボリュームたっぷりです。お肉をまったく使わないベジタリアン風もいけると思いますよ。ギリシャのトマトやピーマンは日本のものと比べかなり肉厚です。日本のものを使う場合は、焼き加減などこまめにチェックしながら加減してください。 ゲミスタ(スタッフドトマト&ピーマン)・・・野菜のひき肉&米詰め ◆材料(8人分・・・鉄板で一回に焼ける分) ◆作り方
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