ギリシャのエギナ島は、サロニコス諸島のなかでも最も人口が多く、活気に溢れた島です。
アテネのあるアッティカ半島のピレウス港からは約30kmほどです。
アテネからは、サラミス島についで近い島です。
古代遺跡アフェア神殿がある島としても有名です。
かつてエギナ島は、独立のポリス(都市国家)として栄えていました。
その勢力は、アテネとライバルだったほどで、一時、独立戦争の最中にギリシャの首都だったこともあります。
島の港、エギナ・タウンは、島の西岸にあります。
この島の特産はなんといってもピスタチオです。
港にはピスタチオを売る屋台やお土産屋さんが軒を連ねます。
また、桟橋のほうには、カイークと呼ばれる小舟がいくつも浮かんでいます。
野菜や魚を売りにきているのです。
この島によったら、是非、島の特産ピスタチオ、アーモンド、ブドウ、オリーブの実などを購入するといいですね。
船を下りると港沿いにカザンツァキ通りを歩いてみましょう。
このあたりの裏路地には、パステル調の美しい家並みが続いています。
お手ごろなシーフードのタベルナもあります。
魚市場を散策するのも良いですし、おいしいタコの塩焼きも食べることができます。
炭火焼で、塩味がきいたタコにきゅっとレモンを絞っていただきます。
ギリシャのお酒、ウゾのつまみには最高ですよ。
お勧めは、地元のおじいちゃんたちがのんびりとくつろいでいる魚市場の周辺のタベルナです。
エギナ・タウンから北東へ12kmほど行くと、美しい姿のアフェア神殿があります。
海岸の少し手前のバス停からアフェア神殿行きのバスが出ています。
アフィア神殿は、紀元前6世紀末から紀元前5世紀にかけて建てられました。
アルカイック時代後期の神殿のなかでも最も優れた建築のひとつといわれています。
もともと32本あった石柱のうち現在残っているのは、24本です。
これらの美しい石柱は、ドリア式で、エギナの石灰岩で作られています。
大部分が1枚岩というから驚きです。
これはアルカイック時代の特徴でもあります。
時間のある人は、神殿から坂道を下ってみてください。
エギナ島きってのリゾート地、アギア・マリーナがあります。
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