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古代世界でデルフィは、ギリシャはもとより世界の中心「へそ」と考えられていました。
デルフィの遺跡は、現代でも信じられないような巨大な石で作られています。
山の斜面にへばりつくようにしてあるこの町にどのようにしてあのような石の神殿や宝庫を建てることができたのか、それを可能にしてしまうほど、古代の人びとは神の声、神託の力を信じていたということでしょうか。


パルナッソス山の懐に抱かれるようにあるデルフィの町は、はるかかなたにコリンティアス湾を望み、眼下にはオリーブ畑が広がる聖なる地。
今でもそこには神々しい空気が漂います。
町は山の斜面にそってあり、通りのところどころに上下へ抜ける階段が設えてあります。
メインストリートである、パブロウ&フリダキス通りには、南側にずらりとホテルが立ち並びます。
通りはデルフィの町の中心部を抜け、デルフィ遺跡、博物館へと向かいます。
町の入り口と遺跡の前にバス停があります。
デルフィの遺跡を訪れるのなら、是非、この町も散策してみてください。


パブロウ&フリダキス通り沿いのホテルは、どこも1階はレストランになっています。
テラスにはテーブルが用意され、眼下の美しい眺めを堪能することができます。
谷側の通りのホテルからは、オリーブの谷とコリンティアコス湾のパノラマが楽しめます。
山小屋風のつくりがその雰囲気をよりいっそう盛り上げています。
宿泊するだけの余裕がない人も、是非、1階のカフェでエスプレッソを楽しんでください。
小さなバーがあるホテルもありますし、隣にタベルナ(ギリシャの食堂)があるところもあります。
バルコニーで夕涼みをしながら素晴らしい景色を楽しんでください。


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テーベ(テーバイ)を抜け、デルフィにいたる自動車道は山道を縫うように進んでいきます。
そのはるか下、静寂に包まれた谷底に三筋が交差するがにあります。
ここが、オイディプスが父ライオスを殺害した伝説の「三叉路」です。
今もどことなく妖艶な雰囲気が漂うこの地にまつわる伝説、「オイディプス」伝説とは、どのようなものなのでしょうか。


テーベの王ライオスは、デルフィの神託により、「わが子に殺される」と警告されていました。
そのため彼は、生まれたわが子の両脚に釘を打ち、キタイロン山中に捨てさせたのです。
彼は、羊飼いに拾われ、コリントスの王のもとで育てられました。
彼の両足は釘を打たれた傷で腫れ上がっていました。
そのため彼は「オイディプス」つまり、「腫れた足」と呼ばれることになったのです。


成長したオイディプスは自分の出生の謎を知ろうと、デルフィを訪れました。
そのときに下された神託が「父を殺し母と交わる」というものだったのです。
彼はショックを胸にデルフィをあとにしました。
ところがその道中で、デルフィに向かう老人と口論になり、その老人を殺してしまったのです。
その老人こそが、彼の父ライオスでした。
しかしオイディプスはそれを知りませんでした。


当時、テーベでは、怪物のスフィンクスに悩まされていました。
怪物は旅人に謎をかけ、それに答えられないと旅人を殺してしまったのです。
この怪物の謎を解き、テーベを救ったのが、そこを通りかかったオイディプスです。
彼はテーベの王として迎えられ、王妃イオカステと結婚します。
しかし、彼女こそ、オイディプスの実の母親だったのです。


つまり、デルフィの神託「父を殺し母と交わる」は真実となってしまったのです。
母と息子は交わり、子が生まれました。
しかしその後、母イオカステは羊飼いの証言で真実を知り自殺しました。
またオイディプスは自ら両目をえぐり、盲目となったのです。


山の斜面にへばりつくような町、デルフィを訪れたら、そんな伝説をふっと思い出してみてください。


デルフィは、アテネから北西へ約170km行った町です。
アポロンの神託が行われた聖域です。
神託とは、神の「お告げ」です。
この神託をもとに個人も、そして国家までもが、国の大事を決定していたのです。
古代ギリシャ宗教の中心地として栄えたこの地は、今も確かに聖域としての神々しさをかもし出しています。
パルナッソス連山の懐に抱かれ、眼下にはオリーブ畑が広がります。
そして遠くにはコリンティアコス湾を望みます。


このデルフィは、「世界のヘソ(中心)」(オンファロス)と呼ばれてきました。
古代、ギリシャ人は、地球を平らな円盤状のものであると信じていました。
そして自分たちの住む国はその中央であり、その中心はデルフィにあると考えたのです。
この「世界のヘソ」、オンファロスは、寺社の鐘型をした大理石で、デルフィの中心神殿であるアポロン神殿に安置されていたのです。
現在、デルフィイを訪れた方は、デルフィ博物館の二階入り口のその姿を見ることができます。


デルフィへは、アテネのリオンシオン・バスターミナルからバスが出ています。
所要時間は3時間ほどです。
鉄道を使っていくことも可能ですが、乗り換えがあるのでクテルのバスか、あるいは観光バスのほうが便利でしょう。
また、そのほか、メテオラの修道院(ここも世界遺産です)で知られるカランバカからはトリカラ経由でデルフィへ入るバス経路もあります。
所要時間は5時間ほどです。


アテネから日帰りでも観光できるでしょうが、時間をとって、世界遺産を支えるこの小さな町を是非、ゆっくり散策してほしいです。


フェタは、ギリシャの真っ白な山羊や羊の乳で作ったチーズです。
フェタチーズとも呼ばれます。
こってりとして酸味があり、ギリシャ特有のチーズです。
ギリシャのどこの町、村にもある、食堂「タベルナ」では、フェタだけを注文するより、グリークサラダとして食べると季節の野菜といっしょに味あえます。
グリーサラダ、またはホリアティキサラタ、すなわちギリシャ風サラダとは、季節の生野菜にオリーブ(実)とフェタチーズがのったサラダです。
サラダの他、サガナキといって、チーズを揚げた料理もあります。
ちょっとおしゃれタベルナでは、お客さんに出す前に、ブランデーを一振りし、火をつけてもってくる、という演出を楽しめます。


フェタは食塩水につけて保存することから、さほど醗酵が進んでいません。
適度な塩味が食欲を楽しめます。


オードブルとしてもサラダとしてもまた、他の材料としても食べられるフェタですが、これまでフェタと呼ばれるチーズは、ギリシャ以外もありました。
ドイツ産やデンマーク産のものです。
しかし現在では、フェタと言う名称をギリシャ産のもののみに限定して用いています。


フェタのほか、ギリシャの乳製品としてはヨーグルトもよく食べられます。
たとえば、「サジキ」またはツァジキと呼ばれるヨーグルトソースです。
生のヨーグルトに細かく切ったキュウリが基本の材料。
それにすりおろしたガーリックと塩で味付けします。
家庭では、オリーブ・オイルを加え、それぞれの味を出しています。
肉料理のスブラキやピタパンにつけて食べると口の中がさっぱりします。


ギリシャの町を歩いていると、平べったいやや厚めのクレープのようなものに、ギロ(お肉の塊と塩と胡椒のシンプルな味付けでグリルし、薄く削ぎ切りにしたもの。
トルコのケバブに似ています)や、スブラキ(魚やお肉・・・牛、鶏、豚、マトンなどさまざま・・・を金串に刺して串焼きにしたもの)をはさんで食べている人をよく見かけます。
この、ボリュームがありそうなクレープ状のパンをピタ、またはピタパンといいます。


直径20センチくらいの平たい円形のパンです。
小麦粉に水と塩、砂糖、イーストを加えて、1時間ほど発酵させ、高温のオーブンで一気に焼き上げたものです。
真ん中がプクンと膨れて空洞になっていることから、ポケットパン(英名)で呼ばれることもあります。
どことなく、地中海沿岸や中東、北アフリカで、それぞれ微妙に形を変え、名前を変えて広く親しまれているものです。
ナンに似ているような、エジプトのアエーシに似ているような・・・サクサクとしたその歯ざわりは何にでも合うことから、中にいろいろな具を挟んで食べたり、ちぎってさまざまなソースをすくって食べたりします。
フムスという、ひよこ豆のペーストをつけて食べるととても美味しいですよ。
イタリアのピザの起源とも言われています。


ギロを挟んだものを「ギロ・ピタ」といいます。
チーズとハムを挟んだパイのようなものを「ティロ・ピタ」、さらにほうれん草がぎっしりと詰まった薄味のパイを「スパナコ・ピタ」といいます。
その他、いわしや羊の肉を挟んでもらうこともあります。
玉ねぎ、レタス、トマト・・・それにヨーグルトソースも入れると、栄養満点です。
店先で、ショーウィンドウを指差せば、店員さんがぽんぽんと手早く挟んでくれますので、是非、いろいろな味を楽しんでください。


ちなみに、ギリシャのマクドナルドでは定番のメニューの他に、「グリークマック」と呼ばれるものがあります。
ピタに香草入りのパティが2枚、それにレタスとトマトが挟んであります。


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