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テーベ(テーバイ)を抜け、デルフィにいたる自動車道は山道を縫うように進んでいきます。
そのはるか下、静寂に包まれた谷底に三筋が交差するがにあります。
ここが、オイディプスが父ライオスを殺害した伝説の「三叉路」です。
今もどことなく妖艶な雰囲気が漂うこの地にまつわる伝説、「オイディプス」伝説とは、どのようなものなのでしょうか。


テーベの王ライオスは、デルフィの神託により、「わが子に殺される」と警告されていました。
そのため彼は、生まれたわが子の両脚に釘を打ち、キタイロン山中に捨てさせたのです。
彼は、羊飼いに拾われ、コリントスの王のもとで育てられました。
彼の両足は釘を打たれた傷で腫れ上がっていました。
そのため彼は「オイディプス」つまり、「腫れた足」と呼ばれることになったのです。


成長したオイディプスは自分の出生の謎を知ろうと、デルフィを訪れました。
そのときに下された神託が「父を殺し母と交わる」というものだったのです。
彼はショックを胸にデルフィをあとにしました。
ところがその道中で、デルフィに向かう老人と口論になり、その老人を殺してしまったのです。
その老人こそが、彼の父ライオスでした。
しかしオイディプスはそれを知りませんでした。


当時、テーベでは、怪物のスフィンクスに悩まされていました。
怪物は旅人に謎をかけ、それに答えられないと旅人を殺してしまったのです。
この怪物の謎を解き、テーベを救ったのが、そこを通りかかったオイディプスです。
彼はテーベの王として迎えられ、王妃イオカステと結婚します。
しかし、彼女こそ、オイディプスの実の母親だったのです。


つまり、デルフィの神託「父を殺し母と交わる」は真実となってしまったのです。
母と息子は交わり、子が生まれました。
しかしその後、母イオカステは羊飼いの証言で真実を知り自殺しました。
またオイディプスは自ら両目をえぐり、盲目となったのです。


山の斜面にへばりつくような町、デルフィを訪れたら、そんな伝説をふっと思い出してみてください。


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